憂き世春秋

島津亜矢( 島津亞矢 ) 憂き世春秋專輯

3.美保関潮歌

作詞:星野哲郎
作曲:弦哲也

小さな入江に 肩よせ合って
小さな町が 息づいている
関の五本松 一本伐(き)りや四本(しほん)
あとは伐られぬ 夫婦松
心温(ぬく)める 船唄の
唄の向うに ショコホイ ショコホイ 美保関

焼きイカ肴(さかな)に 地酒を酌(く)めば
のれんをくぐる 潮風甘い
呼ぶな急(せ)かすな 出船の汽笛
隠岐(おき)は島国 逃げはせぬ
酒のうまさに ついほろり
酔って帰りを ショコホイ ショコホイ 忘れても

元気でゆこうと 海猫(うみねこ)啼けば
しぶきの虹が 岬を染める
関はよいとこ 師走の海を
寒くないのか 諸手船(もろたぶね)
神が選んだ つわ者が
水をかけあう ショコホイ ショコホイ 美保関